オンカジへの外貨入金と為替手数料について説明をしていきます。オンカジ初心者の方はこの記事をよむことで入金と為替手数料についてわかるようになり、長く遊ぶうえで、手数料がなるべくかからないようにする重要性が理解できます。今後長くオンカジを利用するにあたって必要な知識になりますので読んでおきましょう。
2022年4月では円安が進んでおり、$1=¥128台になっていましたが、4月28日に131円台にまで触れています。
クレジットカードでの入金の仕方について
オンカジに初回入金する方法として最もよく使う決済方法はクレジットカードが多いと思います。クレカは所持している方も多いので最も一般的な方法です。

実際の入金画面を見ていきます。画像は「カジ旅」を例にしています。
(決済方法を詳しく知りたい方は下記内部リンクを参照ください)
・「3Dセキュアコード」とは、海外取引で使用する本人認証のためのセキュリティーコードで、あらかじめ設定しておく必要があります。
・「CVV」はクレジットカード裏面にある3桁の数字のことです。
この画面に沿って入力すると、「$100を入金する」のボタンの色が変わりますので、押すと入金処理が実行されます。
クレジットカード以外の入金方法についての概要は下記をご参照ください。
決済方法の紹介 入出金について (内部リンク VISA 参照)
為替手数料の仕組み

クレカで海外取引をして品物を購入した経験がある人ならもしかするとご存じかもしれませんが、USドルで支払いをするときには必ず金融機関等(カード会社等)の為替手数料がかかります。
為替手数料は商品を購入する前には正確な金額は確認できません。購入したあとのクレカ支払明細等で初めて確認ができます。
為替手数料のことをまったく知らないと、クレカ支払明細を見たときに入金手数料が必要以上に取られたと勘違いすることがありますのでこれから説明していきます。為替手数料は、クレカに限った話ではなく、海外通貨を挟んだ取引では必ず発生します。
為替の基準価格
為替を説明するうえで、「TTS」「TTM」「TTB」という考え方がでてきます。主に金融機関が使っている為替取引用のレートです。
(実際には他にもレートがあるので本来は複雑なのですが、ここでは簡略して説明をします)
「TTS」「TTM」「TTB」とは
- TTS 売値 (ドルを買うための価格)
- TTM 仲値 (為替の基準価格)
- TTB 買値 (ドルを売るための価格)
TTMは、”Telegraphic Transfer Middle Rate”の略で、仲値(なかね)と呼ばれ、金融機関で 外国通貨 を売買する際の基準価格を指します。金融機関によりますが、通常1日1回以上レートが更新されます。(リアルタイムの価格ではない)
そして、TTMを基準価格として、為替手数料を上乗せしたレート (TTS) 差し引いたレートで(TTB)取引をします。
各金融機関ごとにレートを決めていますので、カード決済会社などでも独自の為替レートを決めて使っています。
オンカジへ入金する場合の為替手数料

クレカを使ってカジノへ$100入金するというのは、「$100」を日本円で買うのと同じ意味の取引になります。
為替レートと手数料の例(手数料$1あたり3円とした場合)
- 112.05円 TTS 売値 (ドルを買うための価格)
- 109.05円 TTM 仲値 (為替の基準価格)
- 106.05円 TTB 買値 (ドルを売るための価格)
カジ旅の入金画面にある「日本円換算10,905円」は(TTM:仲値)の参考金額を表示しています。実際に入金するときには、為替手数料を上乗せした「TTS:売値」で取引をします。
この時点で$100=11,205円に相当します。
ほかにもカード会社に事務手数料が取られる?!
単純な為替手数料だけなら3~5%程度です。ですが、そのほかに現金を送金するコストとして1~2%と、カード使用の場合は、カード会社の事務手数料が2%程度上乗せされます。そうなると、オンカジへ入金する時点で、最低でも全部で8%程度の費用がかかるのです。
*土・日・祝日に該当する日については、基準価格が多少利用者に不利に設定されていることがあります。また、為替の変動が激しい環境の場合は、基準価格に手数料分の幅を持たせて設定するため、結果として大幅に費用がかかってしまうこともあります。
オンカジにクレカで入金すると手数料が高く感じる理由は、換算金額に手数料の内容が一切含まれていないからです。
初回クレジットカードでオンカジに$100を入金した場合、カード会社側では為替手数料にカード会社の事務手数料を乗せたレートで計算するので、思っていた金額より高くなることがあります。カード会社にもよりますが、入金費用は、通常でも入金額の8%程度はかかります。
オンカジから銀行へ出金した場合の為替手数料

では、引き続き、TTM「仲値」が109.05円だった場合のレートを使って説明していきます。
今度は換金するときです。100ドルを日本円に換金する取引は、
ドルを売って「日本円」を買う取引になります。
為替レートと手数料の例 (手数料$1あたり3円の場合)
- 112.05円 TTS 売値 (ドルを買うための価格)
- 109.05円 TTM 仲値 (為替の基準価格)
- 106.05円 TTB 買値 (ドルを売るための価格)
「TTB:買値」を使って売却します。 $1=106.05円なので、
$100の出金の時、10,605円になりますが、
カジノ側での事務手数料(ある場合)と、現金送金コストが1%~2%ほど差し引かれて
銀行に着金されるのです。
同じ条件(仲値=109.05円)で銀行振り込みで$100分を出金した場合、カジノで事務手数料がかかったり、為替手数料や現金移送コストなどを引いたレートで出金され、受取金額が思っていた金額よりも少なくなることがあります。
オンカジへドルで入金して、日本円で引き出すだけでも、入金額の約16%~20%以上が為替手数料や事務手数料などで目減りします。
つまり、5~6回ほど往復させると、入金額分は為替手数料等で全部なくなってしまう訳です。
「円表示」のオンカジについて失敗しないための注意点
ここまでのお話を聞いたときに、「手数料がいっぱいかかるのなら、円で入金できるカジノがいい」というように思われるはずです。
このサイトでは紹介していないのですが、最近展開をはじめたオンカジでは外貨入金ではなく「円表示」のオンカジが増えています。
しかも「日本円」しか表示ができません。オンカジ初心者にとっては慣れない「ドル」よりも「円」の方が遊びやすいと感じますが、実は知らないと為替や税金でも結構不利になるので、その内容を説明していきます。
「円表示」しか使えないオンカジだと、プレイヤーが不利になる3つの理由
①カジノに囲い込みされる
それでは「円表示」カジノの入出金の流れを見ていきます
① クレカで入金(¥) → ② カジノで遊ぶ(¥) → ③ 銀行送金(¥)
クレカで円決済で入金をしますので為替手数料がかかりません。プレイヤー側からするとすごく合理的に思えるのですが、実はこれだと他のオンカジを利用する機会がほぼできなくなってしまいます。知らず知らずのうちに1つのオンカジに囲い込まれてしまうのです。
相性が良いオンカジなら問題ないですが、そうでないと遊びづらくなってきます。
②カジノから自分の銀行に「円」で送金させると「一時所得」になる
円表示カジノを使うことの最大のデメリットは、上の③の銀行送金額は、勝ち負けに関係なく、カジノから直接銀行送金した時点で、一時所得扱いになります。(年間50万の控除あり)
つまり、日本円で受け取ると、その時点で課税対象の所得になってしまうということです。
年間控除額50万円(給与所得者の場合は最大90万円)を超えたら所得税の確定申告が必要になります。
入出金を日本円で繰り返すと、年間控除額について損をすることになります。
なので、下の図のように外貨ペイメントを使って、外貨だけで入出金を行い、必要な時だけ換金のために銀行送金をしたほうが、控除額が有効に使え、換金時の為替手数料も最小限で賢く遊べます。

例:ヴィーナスポイントの場合のイメージ

賢く遊べるという点で、ヴィーナスポイントは為替手数料、事務手数料ともに安く、カジノ間の送金も無料ですので、メインの財布としてはヴィーナスポイントだけで十分です。
その他のメリットとしては、ヴィーナスポイントに外貨でプールしておくことで、換金するときの為替のタイミングも自分で決められます。
オンカジからの出金について ヴィーナスポイント(Venus Point)
③ヴィーナスポイントでもメリットなし?!
それでは、上の説明をもとに、円表示のオンカジでヴィーナスポイント(VP)を使用した場合はどうなるでしょうか?
ヴィーナスポイント(VPで「円表示」カジノを使った場合の流れ)
①の入金する時点と、③の送金する時点でそれぞれ為替が発生します。ヴィーナスポイントはドル表示なので、一度円換算しなくてはなりません。そのときもカジノはわざわざ円にするために為替処理をするのです。
仮に為替レートで手数料が約3%上乗せされている場合、「$ → ¥」、「¥ →$」の2回も発生するので、それだけでも入金額の6%分以上の為替手数料がもっていかれます。
なのでプレイヤーとしてはわざわざこのようなカジノを利用する意味がありません。(為替手数料をカジノが負担するというところもありますが、カジノにとっても為替手数料はかなりの負担となるため、明確な説明がないオンカジについては利用を避けるほうが無難だと思います。)
カジノによっては通貨の種類を決められるところもありますのでその場合は最初にUSDにしておくことをおすすめします。
ここまでのまとめ
「円表示」のオンカジは一見すると非常に合理的にみえますが、「囲い込みされる」「ヴィーナスポイントの使用でも高額手数料発生」「一時所得の扱い」と、プレイヤーにとってはあまりメリットがないことを覚えておきましょう。
まとめ
「¥ ↔ $」 にするには必ず為替手数料がかかります。まずそのことについて理解をしましょう。
為替の基準価格に手数料分が上乗せされたレートで「購入」したり、手数料が差し引かれたレートで「売却」をするので、自分が思った金額よりも費用が多くかかることがあります。
そのため支払う金額が多かったり、受取金が少なくなったりもします。
為替手数料をなるべく取られないようにするには、為替取引回数を最小限にする必要があります。ドルに換えたものはそのままドルとして持ち続け、必要な時だけ日本円に換金するのが、手数料や税制を考慮したときの最善の方法のようです。
海外通貨のペイメントを作ってないようでしたら、ヴィーナスポイントを先につくることをおすすめします。
オンカジ講座で紹介しているカジノは、全てヴィーナスポイントが使えますので参考にしてみてくださいね。
ヴィーナスポイントでの換金は「CASH B」が適用されますが、エコペイズなどのペイメントでは、独自レートや独自手数料が使われている場合もあり、総額では10%以上手数料が差し引かれることが多いです。