オンカジへの外貨入金と為替手数料について説明をしていきます。オンカジ初心者の方はこの記事をよむことで入金と為替手数料についてわかるようになり、長く遊ぶうえで、手数料がなるべくかからないようにする重要性が理解できます。今後長くオンカジを利用するにあたって必要な知識になりますので読んでおきましょう。
オンカジをはじめるときは「円高」と「円安」どっちが有利?
オンカジ初心者の方は為替に馴染みがないと、入金や換金するときの判断がよくわからなくなると思いますので、簡単に結論を書きます。
【結論】
・ドルでオンカジへ入金するとき‥円高が有利 【例:$1=105.00】
・日本円に換金するとき‥円安が有利 【例:$1=140.00】
となります。
少額での入金や換金については為替の影響はあまり気にならないかもしれませんが、まとまった金額での取引になると、かなり影響がでてきますので覚えておきましょう。
直近での為替動向
直近の為替の動向についてかんたんに解説します。
2022年10月に円安が加速して$1=¥151.92まで円安が進み
ましたが、日本での為替介入が行われ11/9までは$1=145~148台で推移していました。
しかし、11月10日に発表された「10月の米国消費者物価指数」が市場予想を下回る7.7%となり、(市場予想は8%)米国のインフレが和らぐのではないかとの思惑から、ドルが売られ11日には一時、1$=141円台まで円高が進みました。
12月に入り、「11月の米国消費者物価指数」は先月同様に市場予想を下回ったため、1$=135円台まで円高がすすみました。
12月13・14日に行われたFOMCでは0.5%の利上げとなり、1$=137円程度まで戻しましたが、
12/20に日本銀行が金融緩和政策を一転し、事実上の利上げを発表したことに市場が大きく反応し、1$=131円台までの急速な円高に振れています。
■1月の動向
1月は全体を通して為替の振れ幅が大きくなる可能性があります。
市場では注目されている経済指標では、
1/6 米国雇用統計
1/12 12月の米国消費者物価指数:CPI
1/31~2/1 FOMC
が予定されています。発表内容次第では円高・円安のどちらにも大きく振れる可能性があります。したがって上記期間の前後には為替変動が大きくなる可能性があります。
また、台湾問題や中国通貨によるリスクが再燃した場合などでも突発的に為替変動する可能性もあります。
クレジットカードでの入金の仕方について
オンカジに初回入金する方法として最もよく使う決済方法はクレジットカードが多いと思います。クレカは所持している方も多いので最も一般的な方法です。

実際の入金画面を見ていきます。画像は「カジ旅」を例にしています。
(決済方法を詳しく知りたい方は下記内部リンクを参照ください)
・「3Dセキュアコード」とは、海外取引で使用する本人認証のためのセキュリティーコードで、あらかじめ設定しておく必要があります。
・「CVV」はクレジットカード裏面にある3桁の数字のことです。
この画面に沿って入力すると、「$100を入金する」のボタンの色が変わりますので、押すと入金処理が実行されます。
クレジットカード以外の入金方法についての概要は下記をご参照ください。
決済方法の紹介 入出金について (内部リンク VISA 参照)
為替手数料の仕組み

クレカで海外取引をして品物を購入した経験がある人ならもしかするとご存じかもしれませんが、USドルで支払いをするときには必ず金融機関等(カード会社等)の為替手数料がかかります。
為替手数料は商品を購入する前には正確な金額は確認できません。購入したあとのクレカ支払明細等で初めて確認ができます。
為替手数料のことをまったく知らないと、クレカ支払明細を見たときに入金手数料が必要以上に取られたと勘違いすることがありますのでこれから説明していきます。為替手数料は、クレカに限った話ではなく、海外通貨を挟んだ取引では必ず発生します。
基準為替レートと各レートとの関係
為替レートを説明するうえで、「TTS」「TTM」「TTB」という考え方がでてきます。主に銀行などの金融機関が使っている為替取引用のレートです。(スポットレート:Spot Rate)と言います。
金融機関が毎日公開している為替レートは下の図のような表になっています。
見てもらうとわかりますが、各レートの関係性がわかりにくいうえに、各種レートがあります。
見るときは、「TTM」、「TTS」、「TTB」、「CASH S」、「CASH B」のレートを見るようにしましょう。
【参考】2022年11月某日 大手金融機関のスポットレート

各レートとの関係を図表にまとめると、下のようになります。

各金融機関や利用時間帯などによって為替レートは異なります
「TTS」「TTM」「TTB」とは
- TTS 売値 (ドルを電信で買うための価格)
- TTM 仲値 (為替の基準価格)
- TTB 買値 (ドルを電信で売るための価格)
TTMは、”Telegraphic Transfer Middle Rate”の略で、仲値(なかね)と呼ばれ、金融機関で 外国通貨 を売買する際の基準価格を指します。金融機関によりますが、通常1日1回以上レートが更新されます。(リアルタイムの価格ではない)
そして、TTMを基準価格として、為替手数料を上乗せしたレート (TTS)と、 差し引いたレート(TTB)で売買取引をします。
各金融機関ごとにレートを決めていますので、カード決済会社などでも独自の為替レートを使っています。
オンカジへ入金する場合の為替手数料

クレカを使ってカジノへ$100入金するというのは、「$100」を日本円で買うのと同じ意味の取引になります。
為替レートと手数料の例(仲値109.05円、手数料$1あたり3円とした場合)
- 112.05円 TTS 売値 (ドルを電信で買うための価格)
- 109.05円 TTM 仲値 (為替の基準価格)
- 106.05円 TTB 買値 (ドルを電信で売るための価格)
カジ旅の入金画面にある「日本円換算10,905円」は(TTM:仲値)の参考金額を表示しています。電信で買うならこの時点では$100=11,205円に相当します。
単純な為替手数料だけなら3~5%程度です。ですが実際の取引では、現金を送金するためのコストとしてさらに1~2%の手数料を為替に上乗せしたレートを使います。このレートを「CASH.S」(Cash Selling Rate)と言います。
ほかにもカード会社の事務手数料がかかる?!
さらにクレジットカード使用の場合は、カード会社でも事務手数料を2%程度取ります。そうなるとオンカジへ入金する時点で、最低でも全部で8%程度の費用がかかるのです。
*土・日・祝日に該当する日については、基準価格が多少利用者に不利に設定されていることがあります。また、為替の変動が激しい環境の場合は、基準価格に手数料分の幅を持たせて設定するため、結果として大幅に費用がかかってしまうこともあります。
オンカジにクレカで入金すると手数料が高く感じる理由は、換算金額に手数料の内容が一切含まれていないからです。
初回クレジットカードでオンカジに$100を入金した場合、カード会社側では為替手数料にカード会社の事務手数料を乗せたレートで計算するので、思っていた金額より高くなることがあります。カード会社にもよりますが、入金費用は、通常でも入金額の8%程度はかかります。
オンカジから銀行へ出金した場合の為替手数料

では、引き続き、TTM「仲値」が109.05円だった場合のレートを使って説明していきます。
今度は換金するときです。100ドルを日本円に換金する取引は、
ドルを売って「日本円」を買う取引になります。
為替レートと手数料の例 (手数料$1あたり3円の場合)
- 112.05円 TTS 売値 (ドルを電信で買うための価格)
- 109.05円 TTM 仲値 (為替の基準価格)
- 106.05円 TTB 買値 (ドルを電信で売るための価格)
「TTB:買値」を使って電信で売却します。 $1=106.05円なので、
$100の出金の時、10,605円になりますが、
カジノ側での事務手数料(ある場合)と、*現金送金コストが1%~2%ほど差し引かれて
銀行に着金されるのです。
同じ条件(仲値=109.05円)で銀行振り込みで$100分を出金した場合、カジノで事務手数料がかかったり、為替手数料や現金移送コストなどを引いたレートで出金され、受取金額が思っていた金額よりも少なくなることがあります。
オンカジへドルで入金して、日本円で引き出すだけでも、入金額の約16%~20%以上が為替手数料や事務手数料などで目減りします。
つまり、5~6回ほど往復させると、入金額分は為替手数料等で全部なくなってしまう訳です。
オンカジを日本円で遊ぶためには

オンラインカジノを日本円で遊ぶためには、日本円の表示に対応しているオンカジで遊ぶ必要があります。
為替の影響や、為替手数料を取られたくないと思うプレイヤーの方には、日本円の表示で遊べるおすすめのオンカジを3つ紹介します。
- 遊雅堂(YUUGADO)
日本最大手のベラジョンカジノでは日本円の表示に対応していないので、困っているプレイヤーも多いようですが、同じベラジョン系列である遊雅堂(YUUGADO)では「日本円」と「米ドル」の通貨選択ができます。日本円(JPY)を選択してアカウント登録すると、為替処理をさせないで入出金することができますので、ベラジョンカジノを日本円で遊びたいと思っている方にはおすすめのオンカジです。遊雅堂で遊びたい方【無料$30つき】

- ミスティーノ(mystino)
ミスティーノでは2022年10月から「日本円」と「米ドル」の通貨選択ができるようになりました。上の画像の通り、アカウント登録時に「日本円」と「米ドル」の通貨選択ができます。
デフォルト状態でも「日本円」が選択されています。

- 賭けっ子リンリン(賭けリン)
賭けっ子リンリンも「日本円」と「米ドル」の通貨選択ができます。デフォルト状態でも「日本円」が選択されています。

「円表示」のオンカジについて失敗しないための注意点
ここまでのお話を聞いたときに、「手数料がいっぱいかかるのなら、円で入金できるカジノがいい」というように思われるはずです。
このサイトでは紹介していないのですが、最近展開をはじめたオンカジでは外貨入金ではなく「円表示」のオンカジが増えています。
しかも「日本円」しか選択できないこともあります。オンカジ初心者にとっては慣れない「ドル」よりも「円」の方が遊びやすいと感じますが、実は知らないと為替や税金でも結構不利になるので、その内容を説明していきます。
*少額で遊ぶ方や年間で遊ぶ回数が少ない方には影響しない内容です。
「円表示」しか使えないオンカジだと、プレイヤーが不利になる3つの理由
①カジノに囲い込みされる
それでは「円表示」カジノの入出金の流れを見ていきます
① クレカで入金(¥) → ② カジノで遊ぶ(¥) → ③ 銀行送金(¥)
クレカで円決済で入金をしますので為替手数料がかかりません。プレイヤー側からするとすごく合理的に思えるのですが、実はこれだと他のオンカジを利用する機会がほぼできなくなってしまいます。知らず知らずのうちに1つのオンカジに囲い込まれてしまうのです。
相性が良いオンカジなら問題ないですが、そうでないと遊びづらくなってきます。
②カジノから自分の銀行に「円」で送金させると「一時所得」になる
円表示カジノを使うことの最大のデメリットは、上の③の銀行送金額は、勝ち負けに関係なく、カジノから直接銀行送金した時点で、一時所得扱いになります。(年間50万の控除あり)
つまり、日本円で受け取ると、その時点で課税対象の所得になってしまうということです。
年間控除額50万円(給与所得者の場合は最大90万円)を超えたら所得税の確定申告が必要になります。
入出金を日本円で繰り返すと、年間控除額について損をすることになります。
なので、下の図のように外貨ペイメントを使って、外貨だけで入出金を行い、必要な時だけ換金のために銀行送金をしたほうが、控除額が有効に使え、換金時の為替手数料も最小限で賢く遊べます。

例:ベガウォレットの場合のイメージ

賢く遊べるという点で、ベガウォレット:(旧ヴィーナスポイント)は為替手数料、事務手数料ともに安く、カジノ間の送金は原則無料ですので、ベガだけでメインの財布になります。
ペイメント利用のメリットとしては、外貨でプールしておくことで換金するときの為替のタイミングも自分で決められます。
オンカジからの出金について ベガウォレット(Vega wallet)(内部リンク)
③ベガウォレットでもメリットなし?!
それでは、上の説明をもとに、円表示のオンカジでベガウォレット(VW)を使用した場合はどうなるでしょうか?
VW(「円表示」カジノを使った場合の流れ)
①の入金する時点と、③の送金する時点でそれぞれ為替が発生します。ベガウォレットはドル表示なので、一度円換算しなくてはなりません。そのときもカジノはわざわざ円にするために為替処理をするのです。
仮に為替レートで手数料が約3%上乗せされている場合、「$ → ¥」、「¥ →$」の2回も発生するので、それだけでも入金額の6%分以上の為替手数料がもっていかれます。
なのでプレイヤーとしてはわざわざこのようなカジノを利用する意味がありません。(為替手数料をカジノが負担するというところもありますが、カジノにとっても為替手数料はかなりの負担となるため、明確な説明がないオンカジについては利用を避けるほうが無難だと思います。)
カジノによっては通貨の種類を決められるところもありますのでその場合は最初にUSDにしておくことをおすすめします。
ここまでのまとめ
「円表示」のオンカジは一見すると非常に合理的にみえますが、「囲い込みされる」「ベガウォレットの使用でも高額手数料発生」「一時所得の扱い」と、プレイヤーにとってはあまりメリットがないことを覚えておきましょう。
まとめ
「¥ ↔ $」 にするには必ず為替手数料がかかります。まずそのことについて理解をしましょう。
為替の基準価格に手数料分が上乗せされたレートで「購入」したり、手数料が差し引かれたレートで「売却」をするので、自分が思った金額よりも費用が多くかかることがあります。
そのため支払う金額が多かったり、受取金が少なくなったりもします。
為替手数料をなるべく取られないようにするには、為替取引回数を最小限にする必要があります。ドルに換えたものはそのままドルとして持ち続け、必要な時だけ日本円に換金するのが、手数料や税制を考慮したときの最善の方法のようです。
海外通貨のペイメントを作ってないようでしたら、ベガウォレットを先につくることをおすすめします。
オンカジ講座で紹介しているカジノは、全てVWが使えますので参考にしてみてくださいね。
ベガウォレット:旧ヴィーナスポイントでの換金は「CASH B」が適用されます。
エコペイズなどのペイメントでは、独自レートや独自手数料が使われている場合もあり、総額では10%以上手数料が差し引かれることが多いです。