ここではオンラインカジノ(オンカジ)初心者の方にカジノライセンスの基礎知識と、確認の仕方について説明と解説していきます。
近年、オンラインカジノゲームの人気が高まっており、多くのプレイヤーが安全に遊べるカジノを見つける方法について知りたいと考えています。
認可されたオンラインカジノを見分けることは、安全で公正なゲーム体験を楽しみたいプレイヤーにとって不可欠です。
遊んでいる(遊ぼうとしている)オンカジが、ライセンス機関によって監視や規制をされている状態なのかを見分けましょう。
この講座を読むことでライセンスの発行国、ライセンスマークの種類、ライセンスの確認の仕方がわかるようになるので、ライセンスの有無も見分けられるようになります。
カジノライセンスについて

カジノライセンスとは、カジノの営業許可証に該当するものになります。
オンカジの運営会社が、所属する国や地域の公的機関などからライセンス審査を受けて、カジノライセンスを取得します。
取得したカジノライセンスは誰でも閲覧できるように必ずカジノ内に掲示してあります。
このライセンス制度があるので、利用者側(プレイヤー側)でも、カジノが海外で合法的に営業をしているのかを判断しやすくなっています。
ライセンス取得をするためには、現地の法律に則って公的機関などに申請して、高額な取得費用を支払い、約6か月間の審査を経て取得をします。
参考:ライセンス審査に必要な書類
・登記簿
・会社文書
・会社の銀行口座の証明
・会社役員の身分証明書(従業員も含む)
・事業計画書(財務・マーケティング)
・ソフトウェア・ハードウェアの健全性を証明する技術文書
そのため、ライセンスがないオンカジは違法カジノなのでまったく信用がありませんし、セキュリティ管理が甘かったり、財務力にも問題があるので出金トラブルの原因にしかなりません。
登録する際にはライセンスを保有しているのかについてはよく確認しましょう。
ライセンスがない場合は登録自体をしてはいけません。
「初心者のためのオンカジ講座」で紹介しているオンカジはカジノライセンスの取得や更新をしているカジノに限定して紹介しています。
ライセンスの発行国とライセンスマークについて
現在、アジア周辺国で遊べるオンラインカジノのライセンス発行国はおもに6つあります。
ジブラルタル、マン島、カナワケ、マルタ、キュラソー、フィリピンです。
・カジノライセンスの発行国とマーク一覧
■ジブラルタル


イギリス領 ジブラルタルのライセンスマーク
ジブラルタルのライセンスを取得しているオンラインカジノ
・カスモ (casumo)解説(2023年10月でアジアから撤退)
■マン島


イギリス領 マン島のライセンスマーク
■カナワケ


(例)カナダ領カナワケのライセンスマーク
■マルタ



マルタ共和国のライセンスマーク
ライセンスマークは旧ライセンスマーク
■キュラソー


オランダ領キュラソーのライセンスマーク(365/JAZ)
■フィリピン

(例)フィリピンのライセンスマーク
上記の6つのライセンス発行国のうち、
「ジブラルタル」、「マン島」、「カナワケ」から発行されるカジノライセンスは、それぞれの国の政府からの公式な許可です。そのため、これらのライセンスは高い信頼性を持っています。
この信頼性は、以下の理由から生まれます
・規制当局によるカジノの品質維持のための定期的な監査が行われること
・カジノ運営者が所属する政府等に対して適切な税金を納めていること
ライセンスの取得まで一気にハードルが上がりますし、適切な運営ができていないと維持することも難しくなります。そのため、「ジブラルタル」、「マン島」、「カナワケ」で発行されるカジノライセンスは安全性や信頼性が確保されています。
ですが、これらのライセンスを取得しているオンラインカジノは、日本人向けではかなり少数に限られますので、「オンカジ講座」では取得数が圧倒的に多い、「マルタ共和国」と「キュラソー」のカジノライセンスについて詳しく解説をしていきます。
ライセンスの発行国の注意点

ライセンスマーク:(2023年~)

PAGCOR:旧ライセンスマーク
フィリピンライセンスに関しては、2016年から外国人(主に中国人)向けのオンラインカジノ事業が行われてきました。
当初は許認可のプロセスが厳密に運用されていなかったため、許認可機関であるPAGCORの監査・監視体制に問題があると、フィリピンの議会証言等でも指摘されていました。
この監査・監視体制の問題が2022年9月に浮き彫りになり、フィリピン政府は175社の営業停止処分を公表しました。
2023年からは信頼回復に向けて取り組みが進められていますが、2023年8月時点でもすべての課題が解決されたわけではありません。そのため、当サイトでは紹介をしておりません。
オンラインカジノの「安全性」と「遊びやすさ」にはトレードオフの関係があります

基本的に、オンラインカジノの「安全性」と「遊びやすさ」にはトレードオフの関係が存在します。
オンラインカジノの世界において、プレイヤーにとって大切な要素が2つあります。1つは「安全性」で、もう1つは「遊びやすさ」です。これらの要素は、しばしばバランスを取ることが難しく、一方を重視すると他方に影響が及ぶことがあります。
オンラインカジノの安全性を重視したときの「メリット」と「デメリット」
安全性を重視したときの「メリット」
・公正なゲームが保証されている
・プレイヤーのデータ保護がされている
・セキュリティ対策がされている
安全性を重視したときの「デメリット」
・厳格な不正調査により、煩雑な手続きが生じることがある。
・厳格な規制で、話題のスロットや人気ゲームプロバイダーが少ない。
・優遇されたサービスが少ない
・入出金での審査が厳格
・ボーナストラップのリスクがある
まず、「安全性」について考えてみましょう。
オンラインカジノが安全であるかどうかは、前述した「ライセンスの発行国の注意点」のように、単にライセンスを取得しているだけで判断するのは不十分です。重要なのは、そのライセンスが信頼性のある規制機関から発行されているかどうかです。さらに、プレイヤーのデータ保護や公正なゲームプレイを確保するためのセキュリティ対策も安全性の判断には欠かせません。
ただし、安全性を重視するカジノでは、プレイヤーに対して厳格な不正調査を行なうこともあります。これにより、プレイヤーは煩雑な手続きが生じる可能性があります。また、ライセンスによる規制により、配信できるゲームプロバイダーも多くないため、話題のスロットや爆裂スロットが遊べないといった不便さや、入出金での審査に時間がかかることもあります。
また、初心者を狙った一部の悪徳カジノが、ボーナストラップを仕掛けていることがあります。
オンラインカジノの遊びやすさを重視したときの「メリット」と「デメリット」
遊びやすさ重視の場合の「メリット」
・手軽で煩雑な手続きが少ない
・話題のスロットや人気ゲームが豊富
・入出金での審査も早めに終わる
・優遇されたサービスが多い
・ボーナスの達成条件が緩い
遊びやすさ重視の場合の「デメリット」
・信頼性のないライセンスの場合、カジノに不正行為をされるリスクがある
①理由なき出金拒否
②海賊版ゲームを導入した確率操作
・正規カジノでない場合、公正さも、データ保護、セキュリティも期待できない
一方で、「遊びやすさ」を追求することも重要です。プレイヤーは煩雑な操作や手続きが少ないカジノでゲーム体験や高性能なインターフェースを求めています。しかし、遊びやすさを追求するあまり、カジノ側が不正行為を行っていたり、正規のカジノでない可能性も考えられます。
そのため、総合的に安全性と遊びやすさのバランスを取ることが必要です。信頼性のあるライセンスを持ちながらも、プレイヤーにとって遊びやすい環境を提供しているカジノを選ぶ必要があります。
プレイヤー自身も、オンラインカジノを選ぶ際にはライセンスだけでなく、口コミや評判も考慮して安全性と遊びやすさを両立させたカジノを選ぶことが大切です。
ダブルライセンスについて
オンカジはインターネット上でいろいろな国や地域にまたがって営業をしていることが多いのですが、国や地域によっては特定の国のライセンス取得が必要な場合もあるため、カジノが2か国以上のライセンスを保有していることもあります。これをダブルライセンスと言います。
ダブルライセンスのメリットは、2か国のライセンス基準を満たしているので、より安全で信頼性のあるオンカジであるということが一目でわかることです。
その一方でデメリットとしては、プレイヤー側にも2か国の基準が適用されますので、入出金や遊び方にはそれなりに注意が必要です。
こういう理由から、当サイト内ではダブルライセンスカジノの紹介を控えています。
マルタ共和国ライセンス マルタゲーミングオーソリティー(MGA)


ライセンス機関:マルタゲーミングオーソリティー (外部リンク)
信頼度:高
ドメイン:authorisation.mga.org.mt

旧ライセンスマーク
マルタゲーミングオーソリティー(MGA)はマルタ共和国にある独立したライセンス機関です。オンラインカジノやスポーツベッティングなどのライセンス発行やゲームの監査をしています。
マルタ共和国のライセンスは2000年に設立されましたが、マルタゲーミングオーソリティーの活躍により、信頼性の高い監査機関として世界中でも高い評判を得ています。
現在に至っては取得するのが難しいライセンスです。20年近く運営してきたような「老舗」と呼ばれているオンカジが取得していることが多いです。
仮想通貨についての取り扱いができるようになったのは2020年からです。
2019年までは、ベラジョンカジノや、インターカジノ、カジ旅なども利用していたライセンスです。
ライセンスの有効期限は5年ですが、カジノの不正が発覚した場合、ライセンスは取り消しとなり営業ができなくなります。(MGAのホームページ上には処罰を受けたカジノが公表されています)
信頼性や安全性を選ぶならマルタ共和国のライセンスで間違いないです。
■マルタライセンスの機能的な特徴
- このライセンスを持つオンラインカジノは抜き打ち監査が入ることがあるため、カジノはプレイヤーにも不正がないか常にチェックしています。
- マルタライセンスのカジノには、裁判外紛争解決手続(ADR)会社が規約に定めてありますので、もし大きなトラブルに遭遇して、納得いかない対応をされたとしても、ADRへ紛争解決を相談できる仕組みになっています。
- 1つのライセンスで複数のカジノを登録することができます。
- 適正資金の調査がおこなわれることがあります。
ライセンス監査とマネロン対策にも力を入れているために入出金以外でも、ときどきカジノがプレイヤーに対して、適正な資金であることを書面や、ログインの直後にチェックボックスを使って宣誓させることがあります。(下の画像参照)

このように、マルタライセンスのオンカジでは、プレイヤーが適正な資金で安全に遊んでいることを確認する目的で簡単な調査を依頼することがあります。煩わしく思うこともありますが、この調査によってプレイヤー側も安全性が保たれるのです。
このライセンスを取得しているカジノ:
- ラッキーニッキー(Lucky Niki)
- プレイオジョ(playOJO)
オランダ領 キュラソーライセンス

キュラソーライセンスは、大手のオンラインカジノが取得していることが多いです。 オンラインカジノの中でも有名なライセンスです。
前述しましたが、 キュラソーライセンスが広まった理由の1つは、2014年から「仮想通貨」での入出金が認可されていたことです。
一方のマルタライセンスでは2020年まで 「仮想通貨」の取り扱いが一切認められていませんでした。そのため、仮想通貨を取扱う目的でマルタライセンスからキュラソーライセンスに切り替えたカジノが多いのが実情です。
ベラジョンカジノ、インターカジノ、 カジ旅などもマルタライセンスからキュラソーライセンスへ変更しています。
プレイヤーにはとても馴染みのあるライセンスです。プレイをしている分にはマルタライセンスとの違いを感じにくいです。
このライセンスを取得しているカジノについては以下の通りです。(2023年11月時点)
- キュラソーライセンス取得カジノ一覧
オンカジ | ライセンス |
---|---|
コニベット | Gaming Curaçao 365/JAZ |
ミスティーノ | Antillephone 8048/JAZ |
カジ旅 | Antillephone 8048/JAZ |
カジノミー | Antillephone 8048/JAZ |
ベラジョンカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
インターカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
リリベットカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
カジノデイズ | Antillephone 8048/JAZ |
遊雅堂 | Antillephone 8048/JAZ |
ポンズカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
バンバンカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
ステークカジノ | Antillephone 8048/JAZ |
ボンズカジノio | Antillephone 8048/JAZ |
賭けっこリンリン | Egaming License 1668/JAZ |
ビットカジノ | Egaming License 1668/JAZ |
スポーツベットio | Egaming License 1668/JAZ |
BCゲーム | Curaçao Interactive Licensing 5536/JAZ |
キュラソーライセンスの特徴
キュラソーライセンスには全部で4つの認定機関があり、マスターライセンスを保有しています。それぞれのライセンス認定機関には識別番号が割り当てられています。 (4種類のみ)
認定機関 | マスターライセンスの識別番号 |
---|---|
Gaming Curaçao | 365/JAZ |
Antillephone | 8048/JAZ |
Egaming License | 1668/JAZ |
Curaçao Interactive Licensing | 5536/JAZ |
オンラインカジノの運営会社は、この4つの認定機関のいずれかに必要書類等を提出して審査を受けます。そして審査に合格すると、ライセンス機関からサブライセンスを貸し与えられます。そして、必要に応じて他の機関のライセンスオプションを付け加えるという運用がされてきています。
2021年にライセンス機関の改革が行われ、一部ライセンスマークと機能も変更されています。
例:旧ベラジョンカジノのライセンス

キュラソーの4つの認定機関のマスターライセンスについては、それぞれに安全性の信頼度がありますので注意点として紹介します。
ライセンスそのものは、取得費用と審査期間6か月程度かかる 「営業許可証」であることには変わりありません。さらに、先述の通り、「安全性」と「遊びやすさ」はトレードオフの関係にあります。
したがってオンラインカジノを選ぶ際には、そのカジノのブランドや実績、信用力が重要です。安全性を確保しつつ、まったく知らない新しいオンラインカジノを選ぶ際の指標の1つとして利用することをおすすめします。
Gaming Curaçao(ゲーミングキュラソー)


Gaming Curaçao 365/JAZ
信頼度・高
ドメイン:gaming-curacao.com
ライセンス審査機関 「GamingCuraçao」 ゲーミングキュラソーのマスターライセンスは、キュラソーライセンスの中でも基準が高く、信頼度があります。
GamingCuraçaoは1998年にキュラソー政府の政令で設立されたライセンス機関です。また、キュラソーのギャンブル規制当局である、「eGaming監視機関」(CURAÇAO EGAMING)の関連会社が運営しています。
この機関でライセンスを取得したカジノが不正を起こすことはほぼありません。
「ゲーミングキュラソー」はゲームの不正を監視している第3者機関としても世界で広く知られています。「365/JAZ」の取得を安全性のステータスとして、カジノがアピールしていることもあります。
ライセンス機関による苦情・クレームについての窓口はありません。
「365/JAZ」ライセンスを取得しているカジノ業者については、新規参入したカジノや、運営経験が浅い業者が取得している印象があります。
このライセンスはマルタライセンスと同様に、プレイヤーの不正行為に対する監視が厳格に行われています。特にマネーロンダリングの審査は厳しく、1日に何度も入出金を行う場合、調査の対象になることがありますので、注意が必要です。
・このライセンス機関で取得しているオンカジ
・コニベット解説・紹介ページ
Antillephone(アンティレフォン)



Antillephone8048/JAZ
信頼度 : 中
ドメイン:antillephone.com
ライセンス機関: Antillephone :アンティレフォン(アンティルフォン) は広く使われているキュラソーライセンスの認定機関です。設立は1994年です。
現行のライセンスマークはオレンジをモチーフにデザインされています。運営はAntillephone N.V. です。
かつてキュラソー島が、「オランダ領アンティル」(1954~2010)だった当時に設立された政府機関で、現在までオンラインギャンブルのライセンスの申請から審査、監督を行っています。カジノがオンラインで適切に運営されているかを確認するために、定期的な監査も実施しています。
プレイヤーからの苦情やクレームに対しても迅速に対応し、違反が認められた場合は適切な処置をおこなっています。
Gaming Curaçao よりも入出金時で行われるマネロン審査が緩めとも言われています。

(旧)Antillephone 8048/JAZのライセンスマーク
2021年半ばまで、左のライセンスマークが使用されていました。
*当時のライセンスマークはキュラソー地域の紋章が使用されていました。
よく見るとオレンジが描かれています。
キュラソーライセンスと言ったら、 このマークといってもよいくらいに普及していました。 その理由は2つあります。
1つはライセンスオプションに苦情・クレームに関しての窓口が設置されていたからです。
2021年まで、ライセンスオプションに苦情・クレームに関しての窓口があるライセンス機関は「Antillephone」しかありませんでした。
そのため、Antillephone以外の機関でライセンスを取得していても、サブライセンスとして併せて取得されているケースが多かったのです。
もう1つは運営会社が複数のカジノを運営している場合、Antillephoneでライセンスを取得しておくとサブライセンスオプションとして、系列のカジノもライセンスを取得することができるからという点があります。
下のライセンス画像を見ると判りますが、1つのライセンスで、3つのカジノが登録されているのがわかります。
このように、カジノ側にも、プレイヤー側にもメリットが大きかったのです。

・このライセンス機関で取得しているオンラインカジノ
・ベラジョンカジノ(解説・紹介ページ)
・インターカジノ(解説・紹介ページ)
・遊雅堂(YUUGADO)(解説・紹介ページ)
・ミスティーノ(解説・紹介ページ)
・カジ旅 casitabi(解説・紹介ページ)
・カジノミー casino.me(解説・紹介ページ)
・ボンズ BONS CASINO(解説・紹介ページ)
・カジノデイズ(Casino Days)(解説・紹介ページ)
・LiliBet (リリベット)(解説・紹介ページ)
EMgroup License(イーエムグループライセンス)

EMgroup ライセンス
ドメイン:the-emgroup.com
Antillephoneライセンスの、特殊ケースについても触れておきます。結論から言うと、異常が示されていなければ全く問題ありません。
オンラインカジノの運営会社は、ライセンスを取得した後、定期的にある審査以外にも「会社の重要な情報が変更されるとき」や「運営上重大な疑義が生じたとき」などの場合に、再度ライセンス審査を受けることがあります。この審査は、しばしばEMgroup(eMoore.N.V)という機関で行われます。審査結果に問題がないときには、上記のライセンスマークがつきます。このライセンスはマスターライセンスではなく、ライセンスオプションやサブライセンスに位置づけられます。
取得済みのライセンスマークと併せて表示されていることもあれば、EMgroupライセンスのみが表示されていることもあります。
ちなみにEMgroupは、「キュラソー」や「マルタ」、「キプロス」、「オランダ本国」などの金融機関やオンラインカジノでの法令上の審査などを行っています。
XCMライセンス

XCMライセンス

旧:XCMライセンス
Antillephoneライセンスの、特殊ケース2つめはXCMライセンスです。こちらもライセンスを開いたときに、異常が示されていなければ全く問題ありません。
XCM(Xecutive Corporate Management BV)は、オランダに拠点を持つ、一般企業の法務、税務、会計などの分野にわたるビジネスサポートを行っています。
2023年10月からライセンスマークのデザインが変更されており、「xnext」と書かれた盾が表示されています。
Curaçao EgamingLicense(キュラソーイーゲーミングライセンス)


Curaçao EgamingLicense 1668/JAZ
信頼度 : 低~中
ドメイン:curacao-egaming.com

(旧)Curaçao EgamingLicense 1668/JAZのライセンスマーク。2021年半ばまでは左のライセンスマークが使用されていました。
*ライセンスマークにはキュラソー国旗がデザインされています。
ライセンス機関: Curaçao EgamingLicense; キュラソーイーゲーミングライセンスは1996年の設立で、オンカジの黎明期からあるライセンス認定機関です。Gaming Curaçaoと同様に、キュラソーのギャンブル規制当局である、「eGaming監視機関」(CURAÇAO EGAMING)の子会社であるCyberluck Curaçao N.V.が運営しています。
ですが、キュラソーライセンスの認定機関の中では信頼度が低いと一部のプレイヤーから言われていました。
その理由は、かつて(2014年頃?)海賊版のスロットゲームを使っている違法カジノに気づかなかったことが発覚して、ゲームやカジノの監視体制そのものに問題があるのではないかと言われていた時期があったからです。
ですが、2022年時点までに改善がなされてきています。
2021年5月以降からは、専用の苦情・クレームの窓口も設置するようになったことと、カジノの審査基準に応じてライセンスを区分表示して発行するように運用がなされてきています。
*ベラジョン、インターカジノ、遊雅堂もこのライセンスを2022年8月までライセンスとして使用していましたが、2022年9月からはAntillephoneへ変更しています。現在紹介しているカジノでは「賭けっこリンリン」のみとなっています。
賭けっこリンリン(解説・紹介ページ)
Curaçao Interactive Licensing (キュラソーインタラクティブライセンシング)

Curaçao Interactive Licensing 5536/JAZ
信頼度 : 低
ドメイン:非公開
Curaçao Interactive Licensing(CIL、キュラソーインタラクティブライセンシング)は、キュラソー政府によって承認されたライセンス認定機関の1つです。
このライセンスの運営主体はCuraçao Interactive Licensing.N.Vで、本部はキュラソー島に所在しています。CILはオンラインギャンブルを行う企業に対してゲームライセンスを提供しています。
2021年以前は苦情・クレームの窓口が存在しなかったので、取得するカジノはサブライセンスオプションも併せて取得していることが一般的でしたが、2021年からはライセンス機関による苦情・クレームのメール連絡先が記載されるようになりました。
筆者の経験によれば、以前はミスティーノのマスターライセンスとして確認されていましたが、現在ではほとんど見かけることはなく、BC Gameのライセンスとして見かける程度となっています。

2021年以前のマスターライセンス5536/JAZは、他のキュラソーライセンスとは異なり、ライセンスマークを押してもライセンス証明書が表示されない特徴がありました。しかし、2021年10月からの変更により、証明書が表示されるようになりました。
ただし証明書はオンライン発行ではなくPDFによる画像のため、信憑性には欠けます。CILは2023年現在でも公式ウェブサイトを所有しておらず、ライセンス機関の全容も公開していません。従って、不正の監視がどのように行われているかは不明です。そのため、信頼性は低いと言えるでしょう。
ライセンスの掲示場所について
オンラインカジノでライセンスを確認の仕方について紹介します。ライセンスは通常、ログインをしない状態でも、カジノのTOPページから確認ができます。
それではマルタライセンスとキュラソーライセンスの掲示場所と、表示方法について具体的に画像で説明します。
マルタライセンスの場合

マルタライセンスの場合ですが、通常カジノのTOP画面の最段に表示されていることが多いです。
「mga」と書かれてあるのマークはボタンになっています。押すと下の画像が出てきます。

ライセンスは「承認の動的シール」として、その証明書の内容がオンラインで表示されます。
キュラソーライセンスの場合

キュラソーライセンスの場合ですが、こちらもマルタライセンス同様で、通常はカジノのTOP画面の最下段近くにライセンスマークが表示されています。
実際にマークを押すと、ライセンス内容がオンライン上で表示されます。

カジノライセンスが無い状態は危険!

- ライセンスを取得しているならオンカジはどれを利用してもあまりかわらない
- 紹介会社が紹介しているから安心
- SNSや口コミでも評判が良いから大丈夫
といった思い込み等でライセンスを確認しないままオンカジを利用していると、とても危険です。
悪質カジノのなかには実際に意図的にライセンスを偽装したり、無許可状態にも関わらず営業していることがあるのです。
そのようなカジノを利用すると出金トラブルにあったり、犯罪に巻き込まれてしまうこともありますので、どういう経緯で無許可になっているのかを見極める必要がでてきます。
カジノライセンスの偽装について
- ライセンスマークを 「画像」で貼っただけ
- 架空のライセンス番号を表記
ライセンスマークについてですが、 ほとんどのカジノライセンスはマークを押せばライセンスの内容がオンラインで証明書が表示されます。ですが、ライセンス偽装カジノの場合は、ライセンスマークの画像をTOPページに貼っただけということをするので証明書が表示されません。
また、画像と併せて架空のライセンス番号等を不自然に表記していることもありますのでよく確認し
ましょう。
ライセンスの異常(無許可)
ライセンスに何らかの異常があって、無許可状態になっているオンカジもあります。
この状態はシステムなどによる一時的な表示である場合と、実際に無許可の場合があります。
つまり「インカジ」と呼ばれる、「闇カジノ」や「裏カジノ」の類である可能性がありますので、いつでも表示される場合はかかわらないようにしてください。
(例)マルタライセンスの異常

マルタライセンスで異常があるときは、ライセンスボタンを押すと、上のような画像が表示されます。
マルタライセンス発行URLは必ず”https://authorisation.mga.org.mt”から始まりますので、上の画面がでたときはURLを確認しましょう。
(例)キュラソーライセンスの異常(アンティレフォン:8048/JAZ)

または無認可
キュラソーライセンスのAntillephone(アンティレフォン:8048/JAZ)の場合ではライセンス画面を表示すると、上の画像のように表示されます。これがライセンスが切れているときの表示ですので、いつでも表示される場合はかかわらないようにしてください。
一時的に異常状態となることもありますので、興味のある方は下の関連記事もご参照ください。
また、下のように帯状の表示がされることもあります。下の場合はライセンスを表示させて20分以上経過したときにも現れますので、ページの更新をして確認してみましょう。

(例)キュラソーライセンスの異常 (キュラソーイーゲーミングライセンス:1668/JAZ)

キュラソーイーゲーミングライセンスの場合は、盾のマーク上部がピンク色になります。また、「✓」→「×」になり、「UNLICENSED」の表示がつきます。
ライセンスを表示させたときに上の画像の表示が出た場合は、URLを確認し、”validation.curacao-egaming.com”で始まっているかを確認しましょう。
いつでも表示される場合はかかわらないようにしてください。
まとめ
オンカジはカジノライセンスがないと営業ができません。プレイヤーはライセンスのないカジノに登録してはいけません。
ライセンスの確認する場合は、カジノのTOP画面の下に表示されています。
ライセンスを掲げていないオンカジには手を出さないことを心がけてください。
ライセンス1つとってもこれだけの専門知識が必要になります。
当サイトでは、高い専門性からプレイヤーのニーズに合わせた最適なオンカジをランキングで紹介しております。