オンラインカジノ(オンカジ)を始めるうえで1番疑問に思うところ。つまりカジノ側が不正行為をして、自分が負けてしまうことはあるのか?ということについて解説します。
まず、結論としてはイカサマはないです。
少なくとも公的ライセンスを取得しているカジノはライセンスを剥奪され、
信用が落ちるリスクを負いますのでそういうことはないと考えるのが自然です。
このサイトでも公的ライセンスのあるカジノだけを紹介しています。
ライブカジノで「イカサマ?」と感じるケース
ルーレットやバカラなどのライブカジノで10連敗以上すると「イカサマだ!」という人がいます。
筆者もそうでしたが、特にルーレットをやっていて、毎回「黒」だけを賭け続けているのに10連敗したときにはこういうセリフが出そうになります。
では本当に「イカサマ」できるのでしょうか?
オンカジのライブカジノは基本プロバイダー(配信会社)からゲームを配信してもらっているので、支払いの管理についてはオンラインカジノがやっていますが、ゲーム配信にはオンカジが直接関与していません。
オンラインカジノのライブカジノは世界同時配信でおこなわれていますので、配信会社が同じで、同じテーブルを利用した場合には内容も結果も同じなのです。
ライブカジノの1ゲーム毎のベッティングタイムは長くても30秒程度しかありません。
その短い秒数で、全世界100人~1,000人を超すプレイヤーが同時に多種多様なベットをおこないますので、特定の人物を負けさせようという意図が入り込む余地はありません。
(例 Evolution Gaming社)


フリーベットブラックジャック (左ミスティーノ:右 ベラジョンカジノ)


ライトニングルーレット (左 カジ旅:右 ミスティーノ)
上の画像はFree BlackJackとLightningRouletteをそれぞれ違うカジノから同時に撮った画像です。表示形式が違うだけで配信内容はまったく同じです。
疑わしいときはクレームを出して調べてもらうことができる
万が一、ライブカジノで「イカサマ?」と思われる行為や内容があったときには、オンラインカジノのサポートに連絡をとり、適切な手順を踏んでクレームを出すことで、ゲーム詳細を調べてもらうことができます。
連絡するときには下記のことが必要になりますので、あらかじめ内容をまとめておきましょう。
- アカウントユーザーネーム(またはID)
- 氏名
- 折り返し連絡先(メール)
- 苦情/申し立て内容
- 苦情/申し立て事項が起こった日付及び時刻
オンラインカジノ経由で配信会社へ問い合わせをしてもらい、配信会社からの返答はオンカジのサポートを経由して返答されます。
これはプレイヤーの権利として保障されています。
トラブルについてのクレームの出し方については別講座から確認できます。
カジノ運営会社の信頼性もチェックしよう
ライブカジノは、オンラインカジノの中でも特に人気が高く、多くのユーザーに利用されています。
ただし、ライブカジノを利用する前には、オンラインカジノ運営会社の信頼性を確認することが大切です。なぜなら「信頼性のないオンラインカジノ」では、信頼性が低いカジノライセンスを取得して、無名のゲームプロバイダーと提携し、公正さがないゲームを配信していることがあるからです。
提携しているゲームプロバイダーの内容や数でもカジノの信頼性をある程度チェックすることができます。
カジノ運営会社の信頼性をチェックする方法について紹介します。
カジノ運営会社の信頼性をチェックしましょう
「マルタ共和国」や「オランダ領キュラソー」といった信頼性のあるカジノライセンスは、ゲームの不正やセキュリティなど厳しい基準が設けられていますので、信頼性をチェックしましょう。
まず、ライセンスを取得している会社は、厳格な規制に基づいて運営されています。カジノがライセンスを取得しているかどうかを、オンラインカジノのサイトや運営会社情報ページで確認することができるのでチェックしましょう。

マルタライセンス (Malta Gaming Authority マルタライセンスは、2023年現在では最も信頼性の高いライセンスの1つです。基準を満たしたオンラインカジノにのみライセンスを発行しています。MGAのもとでライセンスを取得したオンラインカジノは、ゲームの公正性やセキュリティなどの厳しい要件を満たしており、プレイヤーに高い信頼性を提供します。

キュラソー ライセンス (Curaçao eGaming) キュラソーライセンスは比較的入手しやすいライセンスであり、多くのオンラインカジノが取得しています。
一部のプレイヤーからは信頼性について疑問視されることもあります。ライセンス取得には一定の基準を設けていますが、他国のライセンスに比べると審査が甘いため運営会社には注意が必要です。カジノの運営歴や世界的な評判を確認することで、その信頼性をある程度判断することができます。
ライセンスを取得していないカジノはトラブルが続出します。ライセンスの種類やライセンスを取得していない状態のカジノなどの見分け方を知りたい方は、別講座で解説します。
信頼できるオンラインカジノの見つけ方のポイントについては別講座で詳しく解説していますのでご参照ください。
「信頼できるオンラインカジノ」を見つけるには?その特徴と確認方法について徹底解説
大昔はルーレットでイカサマできた?!

うわさでルーレットのディーラーは、球を狙い通りの数字に入れるイカサマができるというのを聞いたことありませんか?
それって実際できるのでしょうか?

じつはかなり大昔ですが、ルーレットのディーラーは球を狙い通りの数字に入れるイカサマや、客がベットしていない数字に球を動かすイカサマができました。
左の年代物のルーレット盤を見るとかなり傷んでいますが、数字の間にある金属の溝がないのがわかります。
ここがポイントで、
当時はディーラーの腕次第で数字に狙って投げることや、あとから球を動かすようなイカサマが実際にできました。
現代のルーレットでは必ず溝があるので、狙っても溝にはばまれますし、オンカジでは不特定多数のプレイヤーが同時に遊びますし、動画は記録されていますので、イカサマのしようはないです。
ブラックジャックでのイカサマ

ブラックジャックは、ディーラーとプレイヤーが対戦するカードゲームです。合計で21に近い方が勝者になるゲームです。
ディーラーがプレイヤーと自分自身に2枚のカードを配ります。ディーラーの1枚のカードは表にして表示されます。カードの数字は、2から10まではそのままの値を持ち、ジャック(J)、クイーン(Q)、キング(K)は「10」として扱われます。エース(A)は、1または11で数えます。
ブラックジャックでもっとも価値のあるカードは「A」ではなく、「10」として扱える10,J、Q、K、です。
代表的なイカサマではこの「10」,「J」、「Q」,「K」のカード枚数を少なくします。
そうすると、プレイヤーは無条件で勝てるブラックジャックのナチュラル(最初の2枚で21を作ること)の確率が下がり、ディーラーは22以上になって負ける(バスト)する確率が減るのです。

といったイカサマをさせない目的も兼ねて、オンカジではカードは配る前にすべてバーコードで読み取りし、疑わしい内容はクレームとして出すこともできます。苦情(クレーム)の出しかたについて
ライブカジノで楽しむために知っておきたいこと
ライブカジノで楽しむためには、適切なプレイ方法や賭け方の勉強をする必要もあります。
ここでは簡単な確率論と「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」について紹介します。
「2分の1」を13連敗する確率は、1/8192なのでプレミアム
ルーレットでおこなわれる、「赤」や「黒」、「奇数」や「偶数」、「大」と「小」など、1/2の確率でおこなわれるギャンブルでは連続で当たることやハズレることがしばしば起こります。
5連敗、10連敗すると、イカサマと思うプレイヤーもいらっしゃいますが、確率論では「1/2」の選択を13回はずし続けても1/8,192程度でしかありません。
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=8,192 つまり 1/8192 です。
「1/8192」 は、パチスロをやる人にはお馴染みのプレミアムボーナスの確率です!
これくらいの確率なら1日のなかでも普通に「勝ち」でも「負け」でも連続してしまうことがあることを理解しておきましょう。
ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)
上の例のように、「黒」が13回連続だったときに、ギャンブラーの心理としては、もう「赤」がくるだろうと思って、「赤」を選択するようなことを「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」といいます。
13回も連続で黒がきて、14回目に「赤」がくる確率は、「くる確率」も「こない確率」も両方とも1/16,384です。
しかし、多くの人は過去13回連続「黒」の情報に惑わされます。そして完全確率(1回ずつ抽選)なのにもかかわらず、そこに連続性や関連性を見つけようとしまうのです。
なので、連続ではずし続けているときは、まずは時間を空けてリフレッシュ。
熱くならないように心がけましょう。追い詰められた状態でやると判断が鈍ります。
まとめ
オンカジのライブカジノは基本はプロバイダー(配信会社)からゲームを配信してもらっているので、支払いに関してはオンカジがやっていますが、ゲームには直接関与していません。
ライブカジノはプロバイダー(配信会社)が同じならどのカジノでも全世界同じ内容なので、特定の人だけを負けさせるといったイカサマはできません。
万が一、不正を見つけたら、オンカジのサポート経由でクレームを出すことで、調査依頼ができ、後日回答までもらえます。またライセンス機関への通報もできます。
実際には「不正監視」で常にオンカジはライセンス機関に見張られているほか、ゲームプロバイダー側でも同様です。わざわざリスクを取るメリットが全くありません。
1/2を13回連続で外すことはイカサマではなく、日常よくあることです。
